機動戦士ガンダム水星の魔女でも屈した確実に戦争を望まない世代への台頭

機動戦士ガンダムはファーストガンダム以来の大流行を見せているのでは?とも思える人気で今の時代でのすごいガンダムのターニングポイントにもなる作品だと筆者は感じますので一応記載させていただきます。

この水星の魔女は主に登場人物のプロスペロー(スレッタの母親)、エアリアル(ガンダムをスレッタはこう呼ぶ)などからシェイクスピアのテンペストの脚本に沿っているのでは?などと疑問が持たれますが何よりもテンペストの主題自体が支配国と植民地支配といった相関を描いたものならば、こちらの水星の魔女もどちらかというとこれまでは大きく分けてスペースコロニー側が悪で地球が善という公式自体は変わっていないのですが、スペースコロニー側は大きく植民地支配を繰り広げており、地球自体もその植民地になっているといった想定で書かれていると思われますので、これまでの戦争描写主体のガンダムとは大きく異なりほぼ戦闘シーンが無く、ほとんどが登場人物の相関関係のみの描写に終始しており、またそこが多くの人に非常に好評という事で非常に面白い側面を持った作品に仕上がっているかと思います。

ここは水星の魔女ではシェイクスピアの描いた様な人のどうしようもないサガの様なものを描写しようとしている事からまたそんな人自体の誰もが正義などを主張する権利は無く、ただ場当たり的に愛したり慰めたりとごく普通の日常が描かれているのは、非常に帝国主義時代の悪い亡霊に付き纏われた様な大衆像から見ると、非常に現実路線を取る人自体が多くなっている証拠でもあり、そこは時代自体が落ち着いたことと、こういった文学作品も大きく人の感情の機微を描いていく様な時代にまた突入していっているという事で、ここら辺は戦争のない時代への確実な意識改革自体が進行していることを象徴しています。

戦争自体は愚かですが誰も戦争など本気でしたい人なんているの?と考えている様な時代では、戦争などしている人はどこか遠い世界のちょっと頭がおかしい人ですので、ここら辺はよく現実認識が出来ている証拠でもありますので極めて現代日本は精神的な安定期に入っているということは挙げられると思われます。

こういった時代自体はエネルギーの安定供給に即決して呼応する様な時代背景もありますがとりあえず現代日本ではエネルギーロスの心配はほぼ消失しているといった感が強く、人を戦争に駆り立てるものは単純にエネルギーロストですのでここら辺は時代背景にもよるのですが今の時代にはとりあえずエネルギーロストが発生する様な状況はロシアや中国、北朝鮮の動きが不穏ですが彼らも今の平和な安定期を自ら壊したいとは思わないであろう事から世界自体がだいぶ安定期に入っている証拠ではあります。

作品に戻りまして水星の魔女での何よりの面白さはこういった世界での人間の心理描写などが巧みである事であり、すでにバンバンミサイルを撃ち合う様なガンダムは過去の作品になっていくのか?といったこれからの展開も楽しみな作品に位置するかとは思います。

あえて芸術作品と言いますがこういった芸術作品自体は時代背景を色濃く描写するものであり、その関心がちゃんと人の心の機微などに戻ってきているのは非常に良い事ではないかと筆者は個人的には思う事と、これから作品を書かれる様な方はこういた水星の魔女の手法の様な書き方が非常に参考になるのではないかとは思いますのでこの作品はそういった意味でも時代を占ってくる様な作品になる可能性がありますので要チェックにはなるかと思います。

いわゆる2000年代頃のサイコパス現象がとりあえずひと段落して終焉を迎えたという意味でもほっとできる様な作品になっていると思いますので、とりあえず時代はそんなサイコな奴など誰も望んでいないという事で、あらゆる恵まれた人物でもともすれば一瞬で転落人生を迎えるという様な背景描写も巧みですのでそこら辺もよく見られるのは良いかなとは思います。

とりあえずはガンダムはサイコを生んだ張本人かもしれませんが、そのオリジナルでちゃんとサイコをことごとく潰して行くと言った作品作りにも共感できる方は多いのではないか?と思い今の人気にも繋がっているとは思いますので、ここら辺でサイコな奴自体を作品でどう取り扱うかは作家の方などは非常に注意を必要とするところかな?と思います。

まだ数話しか経っていませんので今回はここで締めさせていただきますが、やっと21世期のガンダムが出来上がった事と同時に平安時代や江戸時代の様な芸術花盛りの太平の時代が到来していることは非常に良いことだと思いますので、ゆっくりコーヒーや紅茶でも飲みながらこの作品は見るのが良いのではないかと思います。

ただシャイクスピアのテンペストで植民地支配といった課題を投げかけており、それは現代日本でも植民地ではないにせよ、あらゆる国から資源を搾取して存続しているので、そこら辺は現代日本の脆弱性などもよくよく考える良い機会になるのではないかと思いますということで締めさせていただきます。

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