DACヘッドフォンアンプ『RAL-24192HA1』を聴いてみる

こちらはヘッドフォンで良い音で聴くために購入した商品です。

24ビット/192KHzでの音質出力を備えておりパソコンとの接続ではUSBを接続するだけでそのまま24ビット/192KHzで音が出力される様になります。

まあ音源がCD音質等の16ビット/44.1KHzなどではアップコンバートされるかは不明ですがとにかくパソコンで聴くよりはかなり良い音になります。
光入力に関しては出力元のそのままのサンプリングレートが点灯して変換されるかもしれませんので特に試していません。

ヘッドフォンが使えるのは非常に便利でヘッドフォンで聴いた際の臨場感などはかなり迫力があります。
その他、アンプにライン出力してステレオなどで鳴らす事も出来ます。
こちらはヘッドフォンではあまり比較環境がないためアンプで鳴らした場合の音質などを書いていきたいと思います。

こちらのRCA出力はややオーディオ信号は弱めでアンプなどでボリュームを上げる必要がありますが高音の繊細さやハイレゾにしてはミドルの太さやグルーブ感などはなかなか良い感じです。
低音域はやや抑え気味ですがドンドン鳴らない方が良いという方は良いかもしれません。

どちらかというとそれほど線が細い音は鳴らさないのであまりハイレゾを聞いているという感じはないかもしれません。
これは単純にCD音質のものを聴いているからそう感じるだけだけかもしれませんが時々キラキラした音が際立ってハイレゾを聴いているという気分にはなります。

ただハイレゾの特徴かわかりませんが低音域から高音域まで全体的にフラットな処理になって声域などが少し沈み込んでしまうといった不満を持たれる方はいるかもしれません。

低音域は再生環境がウーファー等を通さなかった為にそれほど主張は少ない様に感じましたが私はあまり低音域がドンドン鳴るのはそれほど好きでもないので普通のスピーカーで程良く締まった低音域が出ている感じは良い感じです。
これはウーファーを通すなりしていくらでも好きな形で鳴らす事が出来そうです。

DACチップは WM8523 というものでハイレゾチップにしてはどちらかというと繊細な音というよりウオーミーな音を鳴らすのが特徴のようです。

今主流の32ビット/768KHz処理などのハイレゾチップから見たらあまりいい様に感じないかもしれませんがこちらでももちろん既に可聴領域を大きく越えているので私はまだ最新チップの音は聴いていませんがこちらの音質は設計思想などによってまた千差万別だと思います。

このチップのダイナミックレンジは104dbとアンプなどで再生する場合は既にアンプの限界値に近いと思いますがヘッドフォンではまた音質が最新チップとの間で差が出てくるかもしれません。

S/N比に関してはパソコンからの音声出力という事でやはりノイズの様なものはピュアオーディオに比べると気になるところです。

ただヘッドフォンではDACチップだけではなくヘッドフォンアンプの質も大きく関係してくるためヘッドフォンアンプはまだまだ大きく改善の余地があると思います。

こちらのRAL-24192HA1はヘッドフォンアンプを内蔵しているものとしては中古では大分安くなっていると思いますので普段使いで音を鳴らす場合に便利な感じだと思います。

ワイドレンジでミドルがそこそこ太くすごく綺麗に艶がある歌声が再生される事もありますし時々ハッとする様な艶のある綺麗な音を鳴らすのが楽しい所です。

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