Amazon Echo Studioを聴いてみる
AmazonのEcho Studioをようやく聴くことが出来ましたのでレビューしたいと思います。
私の聴いた環境ではEcho Studioが一台で普通のEchoが2台のステレオ構成で聴いたのですがEcho Studioはまず空間を認識して音の拡がりなどを調整してから音楽を鳴らすようでこちらはすごいの一言です。
音楽そのものはナチュラルでありながら低音域などの不安定さもなくそれと言って低音域がいかにも出そうな大きさですが低音域をバリバリに出すと言ったタイプではなくあくまで空間の音場の拡がりや没入感、極めて繊細なミドルから高音域の再生とスピーカーが5つも設置されていながら全くどの音域も落ちることがない素晴らしい出来栄えになっています。
吹奏楽や打楽器の音の臨場感などは圧巻です。
ピアノの音などもかなり美しく再生します。
またベースとなるスピーカーの口径が大きいために音量を上げても全く音楽が崩れずすごく力強く鳴ります。
低音の方はポップスなどを聞くとドラムやベースの音等がどても締まって聞こえてレスポンスの早いメリハリのある結構大きな低音が鳴ります。
ここはボーカルの音や高音の楽器などがしっかりメリハリよく鳴り低音によって全くつぶれることがないのでバランスが良い作りになっています。
ポップスなどのボーカルの押し出しは非常に強くポップスなどを聴くのも非常に素晴らしいリスニング環境だと思います。
ボーカルなども息使いや発声や力強さなどもモニター機に近いような感じで鳴ります。
電源供給は2口のACケーブルでコンバーターは内臓でACアダプターではないので電源コードにも良い物を使って少しお金をかけたくなるかもしれません。
本体の大きさからメインスピーカーは16~18㎝サイズの本格的なステレオセットではミドルスピーカーに使われるようなスピーカで30㎝級のスピーカーを搭載したスピーカーユニットなどには低音などでは負けるかもしれませんが非常にフルレンジとして設計のバランスが良いと思います。
まだEcho Studioのステレオ構成では聴いていないのですがEchoプラスの第2世代のステレオ構成と音の再生はよく似ておりそれを広大な音場にグレードアップしてさらに音一つ一つを繊細にしたような音の鳴り方をします。
これはスマートスピーカーでは最高レベルのスピーカーでこれと比較できるのはAppleの7台スピーカー搭載のHomePodぐらいかな?とは思うのですがスマートスピーカーでは非常にコストパフォーマンスもよく素晴らしい音を鳴らすスピーカとしてもしEchoプラスなどが今回の世代交代のラインナップなくなってしまった事にガッカリしているような方はEcho Studioの2台構成も視野に入れると良いかもしれません。
本格的なリビングなどではEchoやEchoプラスを何台も買うよりもEcho Studioを2台買って鳴らしたほうが満足度は高いと思います。
こちらはもう一台のEcho Studioがしばらくしたら届くのでステレオ構成でのレビューを行いたいと思いますがこれを持っているとGoogleなどがハイエンドのようなスマートスピーカーを投入しないか楽しみになります。
Echoは今世代のラインナップはまだ聴いていませんが非常にナチュラルに原音や音場の再現度が高く安いEchoでも十分良い音楽を奏でますがEcho Studioは今は時々安売りなどで非常にお得に買えるので是非導入も検討してみてください。
AppleのHomePodがどれだけの音を鳴らすかは注目ですがスピーカーの構成や配置や筐体設計などからEcho Studioに近い鳴らし方はするのかな?などと思っています。
多分BlueToothスピーカーとしてもトップレベルに近い音を鳴らすとは思いますが2機で5万円前後は本格的なステレオと比べても安いかもしれません。
もちろんメインスピーカーが下向きに配置されることの多いスマートスピーカーやBlueToothスピーカーでは音の傾向が似通ってくるところはあるかも知れませんのでこれ以上の模索をしたければDAコンバーターでステレオ構成で鳴らすと言った形になりそうです。
そちらはお金からセットアップから場所から時間までかなり取りますのでこういう置くだけの安価な構成でハイレベルの品質で鳴らすEcho Studioのような製品は使い勝手が非常に良いです。
今度はEcho Studioの2台のステレオ構成と出来ればAppleのHomePodの2台ステレオ構成も試したいところですがこちらはお金の都合でまたいつになるかわかりません。
Echoである程度スマートホームを組まれている方はEcho Studioは買わなきゃ損ぐらいの音を出してきますので是非検討されてみてください。