Google Nest Audioをステレオ構成で聴いてみる
今回は各社のスマートスピーカーが一新されたこともありGoogleのNest Audioを聴くチャンスがあったのでこちらのレビューをしていきたいと思います。
GoogleはHomeで小さな筐体ではなかなかの良い音を出していましたがこちらはどちらかと言うとナチュラルな音楽再生をより重視した様な作りになっているのかなともいます。
Nest Audioはツイーターユニットが搭載されていることが大きなアップグレードですが高音がとても美しく鳴りミドルと低音がうまく合わさって音葉の再現度などはHomeをかなり上回るのではないかと思います。
ただHomeで特徴的だった立体音響的な音の再現と低音のドンドンなる様な音は影を潜めている様です。
こちらはもしかしたらHomeのステレオ構成とNest Audioのステレオ構成の4台を部屋の4隅に配置して音楽を聴くと言う様な使い方もありかなと思います。
Homeに比べると結構大きな筐体でちょっと立てるのが不安定な設計かなと思ったこととスピーカーとツイーターユニットを多分前面を向けていると思うのですが音の指向性などがHomeの4方への拡散からNest Audioはちゃんと座る位置などを決めてスピーカーの置く場所などを決める定位置でのリスニングに変更する必要はあるのかなと思います。
ただこちらはちょっと離れた様な場所でも音楽は美しくなっているのが聞こえますのでそんなに気にする必要はないのかなとも思います。
音楽再現度と音場の拡がりと視聴した際の音圧や各種楽器類の再生再現度などはHomeをかなり上回ると思います。
ボーカルもかなり伸びやかに再生してくれてストレスも少ないです。
Nest Audioがあるならば低音や立体音響的な再生が優れたHomeも欲しくなるのが感想かなとも思いますがNest AudioもHomeも安いので装置導入にはさほど抵抗はない様に感じます。
多分いくら良いスピーカーでも4台以上のマルチ構成でこう言った小型スピーカーを鳴らした場合の音の再現はできないと思いますのでそう言った使い方には重宝するかと思います。
AppleのHomePodやAmazon Echo Studioなどがどちらかというとピュアオーディオと真っ向勝負しているような構成ですさまじい音楽表現の音楽再生を行うことに対してGoogleはマルチスピーカー構成のサラウンド的な再生で圧倒的に部屋を音楽で満たす使い方に重宝する機器です。
Googleはここら辺は非常に一台が安くマルチ構成にしないと絶対に真価は発揮しないスピーカーで、ある程度スマートホームも重視していて音楽再生以外に声など初めどんな音声でも聞き取りやすい様に再生する様に設計している事など賛否分かれるところかなとは思います。
ただGoogleのスマートスピーカーの利点としてBlueToothスピーカーとして使った時に非常にコストパフォーマンスの良い製品になると言うことが挙げられます。
こちらはGoogle Nest Audioで2台でスピーカーセットを作成したあとで「OK、Google、BlueTooth接続して」などと言ってパソコンやスマホなどのBlueToothの画面からスピーカーセットが上がってきたらベアリングすればすぐにBlueToothスピーカーとして大迫力の音楽などが体験することができます。
こちらはApple、Amazon各社がスマートスピーカーを出している中で唯一2台構成のステレオ構成に出力できるBlueToothスピーカーとなり他社と一線を画しています。
AppleのHomePodなどはBlueToothにも対応していませんしAmazonのAlexaも2台のステレオ構成での出力には対応しておらず1台のBlueToothスピーカーとしてしか使えませんのでGoogleのみが2台のステレオ構成のBlueToothスピーカーとして使えますのでここら辺が選択の際の大きな点になるかもしれません。
テレビなどからBlueToothベアリングした事はありませんがもしテレビとベアリングすれば大迫力で映画鑑賞などもできるのではないかと思います。(テレビが普通にBlueTooth対応だったらベアリングできると思います。)
こちらのTVとの接続はパソコンやタブレットなどでクロームブラウザでYouTubeやニコ動、Ameba、Tverなどを視聴している場合にグーグル製品のクロームキャストをテレビに接続することでテレビにキャストすると同時にNest Audioにもキャストできないかというようなことを試しましたがこちらはまだ対応はしていないようです。
ここはテレビに接続しているクロームキャストとNest Audioをグループでペア設定できれば出来るようになると思いますがこうした機能をグーグルが搭載してくるかはまだ未知数です。
こちらは一応スピーカーペアとテレビのクロームキャストをグループで括りスピーカーの方にキャストすることでスピーカーと同時にテレビの方もミラーリングというような表示は出ますが残念ながらテレビで動画は再生されませんでした。
ただこのキャストでスピーカーペアにキャスト出力した場合、かなり音質が変わったと思ったらテレビスピーカーとNest Audioのマルチ構成で音楽が出力されるようでテレビのボリュームとNest Audioの音量調整などすればちょっと音響的には優れてサラウンド的な効果はありますが動画が出ないのがとにかく残念でちょっと出力できないか引き続き試してみます。
しかし発見ですがこのスピーカーペアへのキャストによるテレビとのミラーリングでの音楽再生はテレビのスピーカーもNest Audioと同時に音楽が鳴り疑似サラウンドは圧巻の迫力でこれがたった数万で組んだシステム?っていうぐらいの素晴らしい音楽再生してくれますので時間ある方は試されてみてください。
ここは筆者が所有しているテレビはBlueTooth出力ができませんのでテレビにキャストしてテレビからBlueToothスピーカーとして出力する方法がありそうですがもしかしたらここはテレビを選ぶ時も一応BlueTooth対応かは確認した方が良いかもしれません。
一応グーグルやYouTubeが本格的にキャスト配信対応してくれればいいですがここは著作権などもあるのかもしれません。
もし動画配信サイトをテレビにキャストしてNest Audioでも音を再生できれば映画などの音の出力先でもこちらは大活躍することになりそうです。
このキャストの手法でGoogle Homeもグループ追加すればもしかしたら4台構成でNest Audio経由でキャスト再生できるかもしれませんがテレビはスピーカーからデフォルトテレビなどと指定できる反面でそういったスピーカーセット同士は何の関連付けもできないかもしれませんのでこのキャストの手法では4台では鳴らせないかもしれません。
BlueToothに戻りましてGoogle Nest AudioはHomeでもそうでしたがBlueTooth接続でも音の劣化がほとんど感じられないところは優れているところです。
そしてこれは出力する機器にもよるのか確認はしていませんが筆者はパソコンなどからYouTubeやニコニコ動画他様々な動画サイトで音楽を流すとボーカルは前に出すぎず後ろに下がりすぎずちょうど良い感じで鳴りますし、ピアノはじめギターのキレの余韻の音など各楽器類がかなりの繊細さと迫力で低音もちょうど良い音でかなりの高音質でステレオ音響で鳴ります。
そして高音域のキラキラの音はとにかく素晴らしいです。
こちらはもしかしたら音楽配信サービスを聴いて流すよりもBlueToothスピーカーとしての性能がかなり良いのではないかと思います。
この左右2つ配置したステレオ構成ではパソコンなどでも音量調節ができますので音楽配信よりもちょうどよい音量で鳴らしやすいせいもあるかもしれません。
ただこちらはWindowsのシステム音などが紛れ込むのでそんなシステム音はそんな音響で鳴らさなくてもよいという部分はありますが。
お気軽なBlueToothスピーカーとしては秀逸の一言のセットになります。
さらにはスマートスピーカーとしては非常にコストパフォーマンスの良い一台でAppleのHomePodの購入などと比べるとHomePod一台分の価格よりかなり安い価格で2台のステレオ構成が組めていくらHomePodが優れていても一台での再生と2台でのステレオ再生では2台のステレオ再生が勝つと言ったコストパフォーマンス的な利点はあります。
ただAppleのHomePodも2台のステレオ構成にしたらとても他は聴けないなどと言った音を再生するかもしれませんのでここは単純に価格ではありませんが。
お手軽に肩肘貼らずにリラックスして良い音を楽しむのはGoogle Nest Audioは非常に良い選択肢になると思います。
ただ筆者の様にどんどんスマートスピーカーを買っていって家中がスマートスピーカーだらけになると言うのはどこかで区切りをつけたほうがいいかもしれません、