次世代インフラ(5G、AI)を向かえるにあたっての未来の産業構造像、経済底上げ、人間的尊厳の再構築

                           著:小松祐一

3.分散型専門処理機関の形成と地方の活性化


 業務効率化による不均衡労働の是正を解消する取り組みの一つに分散型業務処理の導入と言う概念があります。

 これは先ほどの章でも述べたように1人が処理しきれない膨大な仕事量をみんなで分担することによって解消してゆくといった取り組みです。

 ここで大切な事柄として地方にとある専門業務に特化した産業処理施設を建設していきそれら地域拠点を5Gの高速回線で結ぶことにより日本全体が一つのシームレスな産業共同体となるということです。

 これは地域に活力を取り戻させまた一方で都市部への過度な業務集約を分散させることにに役立ちます。

 かといって東京などの大都市がその地位や利権を失うことは無いのでこれは地方を大きく活性化させる一方の起爆剤となります。

またもう限界値に近い東京などの大都市の混雑緩和に役立ちます。

 現状の東京などの通勤ラッシュ時などの超満員状態だけでもうヘトヘトになってしまう人も膨大に居るかとは思います。

 また不特定多数のよくわからない人達が隣接して暮らすというのは精神衛生上もよくありません。
隣の人が何をしているだろうかといつも不安に思ってしまう人は東京などの都市部では女性を中心にすごいストレスの元になり身の危険を感じている人も多いかと思います。

 これが地方に産業拠点がどんどん設置されていけば地方への移住により各地の人工比率が均衡されかなり精神的に楽に生活できるようになるかもしれません。

 また地域の活性化の側面でも人口増は切迫した課題です。
このまま行けば地方で陸の孤島となってしまう可能性の高い地域は今多数浮上しています。

 ここに産業育成により人口が流入すれば地域があらゆる点で再生の道を進むことになります。
また適度な過疎状態が保たれる事で人の精神状態にも良いかもしれません。

 この地方活性化は投資の面でも重要で何より不動産価格が安くて済む地方では大規模な産業施設の建設が楽に出来ます。
またこれは株式市場においても中規模、小規模の都市が形成されていくことにより産業界全体が活性化されて相対的に全ての経済の押し上げに繋がります。

 こういった地方への産業拠点の移設や開設を大きくサポートしてくれる技術が5G技術となります。
地域にいても一瞬で高速通信網により日本全国が一体の都市のように振る舞います。

 また地域への産業拠点の移設、開設はその地域での産業全体を大きく底上げします。
その効果は土地があまっている地方では膨大な効果でより地域で暮らしやすくなります。

 それに連れて5G以外の通信インフラだけでは無くあわせて従来からの交通インフラなどが再活性化します。
これは高速道路、新幹線などの高速鉄道、バスネットワーク網、果ては上下水道設備の整備や都市ガスの整備などにまでいたるでしょう。

 これはまた地域で必要なエネルギーを現地で生産することにも繋がります。
私の別著で電気エネルギーのことを取り扱った本を書いていますがこれからの経済を支える主要エネルギーは何はさておき電力です。

 そこで地域では土地が豊富にある事から太陽光や風力発電の採算事業化などが牽引されていき自然再生エネルギーのエネルギー創出量が飛躍的に伸びるでしょう。

 農林畜産、水産業はどうなるのと言った疑問を持たれる方も多いかと思いますが今の時代に豊富なエネルギー無しにこれらの産業を維持して行く事は不可能です。
これはまた新たなエネルギー産業を産みだす事を示唆します。

 また農林畜産、水産業も海外からの輸入量は年々増えていますがこれらは基本的に都市部に集約されるもので現状でも大部分が地産地消で維持されている事を見れば地域に人口が流入してくることは大きなビジネスチャンスになると言って良いでしょう。

 この様な形で5Gの通信技術によって全産業の経済底上げが期待できる可能性が多いにあります。
それはその時々の政府の政策次第にもよるでしょうがこの様に大きな可能性を持った技術である事に間違いはありません。

 その恩恵が貧困を確実に少なくして時間的なゆとりも出来ることにより皆が人権意識を再度構築できるように誘導していくことは指導者達の責務になるでしょう。

 如何でしょうか?

この様な形で5Gには限りない可能性が眠っていることをご理解頂けましたでしょうか?

0

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です