DENON DA-300USBを聴いてみる

DENONはAdvanced AL32 ProcessingでDAコンバーターとしては一つの頂点を築いていますがこちらは今は少し廉価で買え音の性質としては後継機種などの特徴を築いた製品として魅力的な選択肢の一つになります。

またDENONの製品は基本的には力強くモニタリング特性の高い音を鳴らします。

高音は非常に繊細で美しくミドルはすごく前面に出てきてダイナミックレンジも広大でSN比も抜群に高いと他社の追随を許さない様な音を出してきます。

音場も回り込んでくるかのような広さがあります。
ただ低音のブーストはやや弱いようでしっかりと鳴っていますが低音がやけに目立つということはないので好き嫌いが分かれるかもしれません。

ただミドルを中心として骨太な非常に力強い音を出してきています。

問題としてはモニタリング特性が非常に高い分、録音時の音源ソースの良し悪しが端的に出てしまう事ですがこれは息遣いやちょっとした服の衣ずれの音も聞こえてきそうです。

またミドルのボーカルなどが異常に前面に出てくるのは人によって好き嫌いが出るかもしれません。

音の線としては曖昧な音は鳴らさずキッカリとした音を鳴らす様なところはありますのでこちらはモニタリング特性が高い分情感豊かな再生の面でやや他機種で聴きたくなる時があるかもしれません。

ただ他社のDAコンバーターでここまでモニタリング特製の高い音を鳴らすメーカーはなくこちらのDA-300USBなど少し中古市場などで安くなっている機種は一台は持っておいて損はないと思います。

こちらはDAコンバーターですのでお使いのステレオシステムに合わせてもっとモニタリング特製の高い音にしたりやや情感をプラスしたり、また低音のブーストをサブウーファーで補強したりと色々楽しめると思います。

こちらのDA-300USBは一世代前の機種ですがもう異次元の音を実現しているといったほうが良いかもしれません。

ライブの音源などは会場の良い席で聴いているようです。

ボーカルが非常に前面に出てくる分、好きなアーティストの息遣いやシャウトなどがすぐそこにいるかの様な感じで聴こえてくるのはとても良いかもしれません。

こちらは中古市場などで20000円を切って売られているような場合は買っておいて損はない製品だと言えます。

この製品は入力は24ビット/192KHzが最高ですがAdvanced AL32 Processingで出力はすでに32ビット/192KHzの出力になっておりスポティファイなどのCD音質の音楽を聴く分にはもうすでにある程度の品質は達成しています。

また基本的にはこの製品でDENONの最近の音の傾向はだいたいわかる製品だと思います。

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