TEAC A-H01を聴いてみる
こちらはプリメインアンプ内蔵のDAコンバーターで好きなスピーカーなどと組み合わせて簡単に異次元に近い素晴らしい音が出るDACとしてものすごく使い勝手が良い製品です。
こちらは幻のバーブラウン製のPCM5102というDAコンバーターチップを使っていることも他には無い魅力の一つです。
その音色は当方のスピーカーがミニステレオのあまりレスポンスの良くないと思われるスピーカ-での確認ですが何となく信号変換の効率がものすごく高いのかハイスピードな音に感じられ音が押し寄せてくる様に感じます。
楽器の音色もピアノやバイオリンなど包み込む様でいて繊細で美しくボーカルもですが生き生きとした感じで再生してくれます。
音場の広がりもかなり大きいと思います。
SN比では最近のDAコンバーターなどに比べるとやや演奏後などの静寂感が足りない様な気がしますが異次元の音と書きましたとおりそのレベルはものすごい所での戦いです。
日本のメーカーのDAコンバーターはやはり一日の長はある様で異次元の音と感じられるのは日本のメーカーの物が多いです。(そこまでコストをかけた海外製品はものすごく値段が張るので聞いていないだけかもしれません。)
TEACは最近のプリメインDAコンバーターの部門で急速に頭角をあらわしてきたようです。
ただクラスDのパワーアンプですがこちらはまたコストをかけた別の良いアンプで聴いたらダイナミックレンジなどの広がりはもっとすごいだろうなあとは感じました。
ただクラスDのパワーアンプとのことで消費電力が39Wと圧倒的に少なく放熱の必要も少ない様で筐体も小さくファンも必要としないのでそこはすごく良い点だと思います。
このクラスDのパワーアンプでも十分にボーカル曲はすごく心に訴えかける様に心地良く再生してくれますしスピーカーの所為かややエコーがかかっている様で生音とはちょっと違うなとは感じましたが楽器の音もそれはそれで音楽空間を情感豊かに再現してくれていて音楽の世界に浸れるだけの音は出せています。
こちらはレスポンスの高いスピーカーに繋げばモニタリング特性の高い音になるかもしれませんし情感豊かに再生するスピーカーでもスピーカー端子などもすごく立派で太いケーブルなども余裕で取り付けられそうですのでそこら辺のチューニングでまた一段とアップした音を聴かせてくれそうです。
USBケーブルなどもモニタリング特性の高い物と情感豊かな物で使い分けるとまた面白いかもしれません。
場所も全く取らず外部出力端子が無いのが一つ残念ですが入力端子は非常に多くスピーカーケーブル、電源ケーブル、その他ケーブル類も汎用の物で自由にチューニングできますのでものすごく面白く聴き応えのある製品だと思います。
この製品は24ビットの変換効率の製品ですが、先に挙げたバーブラウン製のDAコンバーターを使っていることや、とにかくジッターの調節が絶妙なのか他ではちょっと得られないスピード感の音を出しますし、やはりプリメインアンプ付きでスピーカーを色々変えて気軽に音の追求をしたりと下手な32ビットの最新のDAコンバーターを買うより良い選択肢の一つになると思います。
私の組んでいるスピーカー構成ではライブなどを生き生きと再現してくれそうな気配はあります。
こちらはまたスピーカーケーブルを変えたりして色々良い音を追求して行きたいところです。
最小構成で気軽に良い音を出すなら今はプリメインアンプ内蔵のこういった製品を買うのが一番だと思います。
外観もすごく高級感がありスピーカーもおしゃれな物を買えばインテリアとしても抜群だと思います。
とりあえず私としては最新の中華製のDAコンバーターを買うかこっちかの選択だったらこちらを買った方が断然音楽的満足度もインテリアとしての満足度もすごく高い様な気はします。
これはもしかしたら歴史に残る名機かもしれません。
ご興味ある方はどうぞお試し下さいませ。