疑似感覚

ゲームな世界 No.4 ゲームな世界

ゲームな世界 No.4

                              小松 郁                                                 第4章  ふと目が覚める。  朝の淡い日差しが窓から入ってきている。ここはどこだ?周りを見渡す。ホテルにでも泊まったか?  と、何とな…
ゲームな世界 No.3 ゲームな世界

ゲームな世界 No.3

                               小松 郁 第3章  寮へは徒歩で10分ぐらいだった。寮も学校と似たようなものでモノコックのただ平面的な建物だ。  じゃあまた後で会おうね。  バイバイしながら去って行く。紀子さんは私を私らしき部屋まで案内してくれた後自分の部屋に戻っていっ…
ゲームな世界 No.2 ゲームな世界

ゲームな世界 No.2

                           小松郁 第2章 ふと私の様子におかしさを感じたのか女子生徒が声をかけてきた。  沙紀ーどうしたの?お腹でもいたいのお? ん、やばい何か話さなければ。制服の肌に擦れる感覚、下着の締め付け、スカートの下の儚い気分。  あ、あのこれって何ですか? 私は…
ゲームな世界 No.1 ゲームな世界

ゲームな世界 No.1

                             著:小松 郁 第1章  私は田中順平というもう50を前にしている冴えない中年男だ。仕事も管理職にはついているが名前だけの残業要員だ。それは私がとある懐かしいRPGゲームをつい目にした所から始まる。  これは昔流行った大人気ゲームの最新作か?な…