産業における電力供給の重要性と電力バブルへの期待 No.6

                             著:小松祐一

6.変動する地球環境、国家形態、ビッグデータとの格闘と適切な電力エネルギー配分

リサイクル産業には直接、電気は絡むことは無いのですが近頃、2酸化炭素を銅と炭素の触媒で電気還元してエタノールにするという研究が流れましたがこれが実用化に至るかは定かではありません。

また近年問題になっているプラスチックごみですが何らかの方法で電気還元する手法が見つかれば大きな成果です。

必ずしも電気還元する必要はないのですが何らかの処理方法で大規模プラントを建設するとなれば大きな電力供給が必須にはなってくるかとは思います。

喫緊の課題として地球温暖化対策などへのアプローチは重要な課題です。

これには今まで無駄にしてきた自然環境エネルギーといった地球環境資源をより効果的に利用することが求められます。

そこにはもしかしたらCO2を排出しない既存の原子力発電所の安全課題のクリアとともに稼働への道筋をつけることも重要かもしれません。

やはり原子力発電所の発電量は以下の表で表される通りフランスなどでは総需要の70%を賄えるような莫大な電力を発生させられる底力があります。

また科学技術の研究装置を稼働させるためにも大きな電力は必須になってくるかとは思います。

高出力の研究装置を備えた設備はより劇的な研究成果をもたらします。

これは高処理のスーパーコンピューターや近年の量子コンピューターなどの計算機などにおいても同様です。

更には宇宙産業の発展に宇宙空間に太陽光以外の電力プラントをどう確保してゆくかは大きな課題になってくるでしょう。

近年は宇宙戦争まで取りざたされる時代ですがこれが冷戦時代の技術が派生して現在の様々な技術基盤の礎になったようにまた新たな時代の礎になる事だけをこういったことには期待したいと思います。

現代は豊かになる一方で莫大な問題が山積する時代ですがこれをより正確に把握して最適に対処していくことは科学技術などにも優先的に求められていくことだと思われます。

こういった問題が日々のビッグデータの中から少しでも改善してゆく答えを導き出せるように修正してゆくといった地道な作業も必要になってくることでしょう。

どちらかというと21世紀の国家は人口爆発のダイナミクスの中でより多くの人々の生存課題を解決してゆく機関といった方がより的を得ているかもしれません。

これは国家が後手後手に回ることを示唆しますがこのような人口問題にはすさまじい計算処理能力で日々問題解決してゆくしか手は無い様に思われます。

これには膨大なエネルギー資源を投入する必要があります。

なにより地球環境との綱渡りで文明を維持するといった作業は非常に根気のいる作業です。

またそこに限られたエネルギー資源を着実に割り当てていくという事は重要な作業です。

現代文明はこういったことに少しでも答えを出せるスーパーコンピューターや量子コンピューターの計算処理なしには存続できないところに来ています。

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